カナダ メープル街道を行く
 


レンタカー


9月22日(火)、今朝は6時半頃起床、今朝は女房殿の方が早かった。洗顔して寝癖を直したらホテルのレストランで朝食。
7時半頃に行ったんじゃが、レストランは超満員。外国人の団体さんが一気にレストランへ来るもんじゃけぇウェイターさん、ウェイトレスさんは大忙しじゃ。今回のケベックシティーでは外国人の団体旅行、一時の日本の農協さんの団体旅行みたいにガイドさんが小旗を片手に20〜30名の団体さんを引率しとる姿をあちこちで見かけた。中国人の団体もまれに見るけど一目で日本人との区別はつく。服装が違うのよ。
早々に朝食を済ませ、女房殿は部屋に残って帰り支度。ワシはAVISレンタカーの事務所まで歩いて手続きに出かけた。
「無事に帰ってきてよ」
昨日から不安ならしい。それはワシの無事を祈る気持ちからじゃのうて、言葉の分からん異国の地で、夫が万一事故に遭うて病院に運ばれても、どうしてええか分からん。いつまでもその事故を知らずにホテルの一室で待つ心細さを想像しての一言なんじゃけぇ。(笑)

意外にレンタカーを借りる手続きは簡単に済んだ。いろいろオプションを勧められるとか聞いとったが、そんな事もなくキーとナビを渡され「車は地下3階の駐車場にあるけぇ、駐車場に行くにはここをまっすぐ行ったらエレベーターがあるんで、それを利用して・・・」と教えられ、簡単に車は見つけることができた。
車に乗ってナビとかのセットをしようと思うたら「あれっ! この車、ハンドルが無いじゃん!これって自動運転の車?まさか!」 焦った!
が、よ〜考えたらそうか左ハンドルじゃった。運転席は左側じゃ(苦笑)。
ウケ狙いのジョークじゃのうて、マジ一瞬そう思うたんよ。

ナビが室内のどこにもええがにセットできんのよ。吸盤で取り付け出来るようになっとるんじゃが、なんべんやってもしばらくしたら外れるのよ。
しょうがないけぇコンソールボックスの中に置いてソロリソロリ発進。
地下駐車場にはまだ車は少ないが出口の『EXIT』の表示が見つけられん。矢印方向に進めども地下駐車場を上に行ったり、下に降りたり。グルグル2回ほど回ったところへ真っ黒に日焼けしたオッサンがおったんで尋ねたら「左へ曲がってRC階に行ったらそこが出口じゃけぇ」と教えて貰うたんじゃが、何べん回っても出口に出られん。
そのうちまたさっきの日に焼けたオッサンに出会うたんで
「どうやっても出られん、出口が見つからんのんじゃが」と窓を開けておらんだら、オッサンも「エーッ!まだ出られんの? ソルート言うて書いてあろうが、あれがEXITの意味じゃけぇ。ソルートと書いたる通りに進んじんさいや、出られるけぇ」とオッサンもおらび返してくれた。
「なんなら!EXITくらい英語表記しとけや、ソルートがEXITの意味じゃの分かるハズがないじゃろうが」とブツブツ言いながら、その表記通り進んだら、ホンマじゃ!出られたで。

いよいよ公道を走るど! 緊張が走る!
早速右折するのにワイパーとウィンカーを間違え、慌てた。その後何べんも同じ間違いを繰り返したねぇ、習慣っちゅうのはすぐには直らん。
何べんも自分の街のように近辺を歩いたおかげで道はすぐに分かり、ホテル前に車を止め、急いで部屋に駆け上がる。(とゆーでもエレベーターでじゃけどね)
『やっと帰って来てくれた!』と安堵の表情の女房殿。
すぐにチェックアウトの手続きをしに荷物を持って降り、ワシが手続きをしとる間、女房殿は車で待機。
何の問題もなくチェックアウトして、いよいよ出発じゃ。

      

     トヨタのカローラを希望したが借りたのは韓国の車じゃった



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