カナダ メープル街道を行く
 


ル・スクエア・フィリップスホテル&スイーツ


時間がかかったんで女房殿が心配しとろうけぇと思い、そこから女房殿が待つホテルまでの道順を受付のブロンド嬢に尋ねたら
「ホテルまで連れてってあげる。そんかわし10分待って」と言う。
これ以上待たせたら女房殿がパニックに陥りゃあせんかと心配したが、歩いて帰ってもそれくらい掛かろ思うたし、べっぴんさんに乗せてって貰える方を選んだ。こんな時にお互いが携帯電話を持っとりゃあ、すぐ連絡が出来たのに・・・。
ホテルに到着したら、女房殿はホテルの外で首を長うして待っとった。ワシが車から降りるなり
「もう!どうしたんね! 帰って来やぁせんし!・・・」と怒られたがしょうがない。
「ロビーで待っとったらホテルの人が何やら話しかけてくるし、何を言われても答えられんし、そのうち救急車のサイレンが鳴るし、生きた心地がせんかったんよ」もっともです。
悪いのはナビじゃ。 ぶりぶり文句を言われながら笑顔でチェックイン手続き、811号室じゃ。
部屋に入るなり、さっきまで泣きそうな顔しとったんが、爆発的な笑顔に・・・。
声も大きな喜びの声で、
「なに! これ? すっごいじゃん! すっごい広いじゃん」
と言いながら2つのバスルームをちょいと覗いて、廊下をまっすぐ歩きダイニングそしてリビングそして、その奥の大きなベッドルームまで体中から喜びを発信しながら部屋中を歩き回る。

      

      

      
それはモントリオールの最初のホテルが古くからの名門ホテルのフェアモント・ザ・クイーンエリザベスで、今回のホテルの中でそこが一番価格が高かったのに、部屋はそれほど大した広さでもなかった。今回の旅行中でここル・フィリップ・スイーツがホテル代としては一番安かったんで、それほど期待しとらんかったのに、メチャクチャ広いし、きれいじゃし、設備はええしで、ビックリしたようじゃ。ワシもビックリたまげたよ。
ベッドもクイーンサイズのベッドが2つ置いてある。

      

      


『苦しさの後には幸せが』じゃったのよ、と女房殿を慰める。いっぺんに機嫌が直り、ホテルのフロントで訊いた、近くのショッピングモールに買い物に行った。アルパーク広島のような食料品スーパーがあり、専門店ありの大きなショッピングモールで、ここにも満足。孫たちのパジャマ(1セットで¥4500もするが)も気に入ったんがあったみたいで、お土産に購入。
明朝はホテルを早う出て空港に向かうため、部屋で食事をせにゃあいけんけぇ、その食材も購入して部屋の大きな冷蔵庫に入れた。
その後で、ホテルの1Fにあるレストランで食事。フロントで携帯の充電器を借り、明朝のタクシーも予約したが、朝は出勤ラッシュで渋滞するけぇ30分早めに出た方がええとフロントの人も言うんで、そのように依頼した。
ワシの英語力も大したもんじゃ(実際はそがいな事はないんよ)。カナダ入りした頃より、かなりスラスラしゃべれるようになった。慣れと度胸じゃ。
まだ夜の9時過ぎなんじゃが、帰国の準備して寝るとするか!

次ページ次のページへ



社長のひとり言丸本社長旅ページへ

inserted by FC2 system