カナダ メープル街道を行く
 


ローレンシャン高原


9月19日、6時にアラームを2つセットしたけど、5時頃には目が覚めた。
7時ちょっと前にホテルのレストランで朝食。注文コースとビュッフェコースがあり、ビュッフェコースを選び好きな物をたっぷり食べたのはええが、料金が2人で¥6000弱、それにチップ15カナダドル。トータルすると7500円じゃんか!高ぁ! 料金はさすが名門ホテルじゃ。じゃが、さすがに美味しかったし、質もえかったし、腹いっぱい食ったし、ええか?

      



部屋に戻り、歯磨きしてトイレに行き、7時50分にロビーに降りたら、既に日本からネット予約しとった現地ガイドさんが来とりんさった。
8時過ぎに各ホテルから全員集合、マイクロバスに乗り込み一路ローレンシャン高原のモン・トランプランを目指し出発。
このホテルを選んだ理由は、現地ツアーのほとんど殆どがこのホテル起点になっとったけぇ多少料金は高くとも不慣れな外国で地図を頼りに早朝より集合場所を探すよりはええと思う思うたけぇじゃ。
高速で約1時間40分、セントローレンス川の中州であるモントリオール市街地を出て岩ばかりで農作物もほとんど出来んというエリアに入ると、山あいにチラホラ、コンドミニアム風な建物が見え始めた。

ローレンシャン高原とはかなり広い範囲(日本の四国くらいの広さ)を指し、その一角のモン・トランプラン村はホテルやショッピングモールがアメリカ資本で作られたリゾート地らしい。

      


無料ゴンドラで山の中腹まで上がり、そこからは有料のロープウェイで山頂へ。
山頂は標高900メートル弱あり、風が冷たく強い。

      


ロープウェイを降りたところに若い係員の女の子がおったんで「メルシー」と声を掛けると「Thank you. ありがとう、こんにちは!」と返事が返ってきた。
「おぉーっ! 凄い! 日本語分かるん? ワオー!」と笑うと、屈託のない笑い声で応えてくれた。すぐに日本人と分かったらしい。この子をお土産に連れて帰りたいのぉ。
山頂からの眺望はまた格別じゃ、運がえかったよ。紅葉にはちょっと早いが360度パノラマじゃ。

      


この後クルージングしたけど、その頃には天気が崩れ小雨が降ってきた。

同じロープウェイで山を下り、モール街で食事。ランチ付きのツアーじゃったが、麺はのびとるし、冷めとるし、あんまし美味しくないパスタじゃった。わが家のパスタの方が数段美味いで!

      
 
             カラフルな建物が並ぶ


      


ここで東京から来た夫婦と隣席になり、少し話をしたが、この夫婦もよう海外旅行へ出かけるらしいが、ワシらがケベックからレンタカー借りてモントリオールまで帰る計画なんよと話をしたらビックリしとんさった。ホンマはワシらも不安なんよ実は。

      


      

                 豚の丸焼き


食後、時間があるんでクルージングを勧められ、2人で参加する事にした。この辺りには湖がようけあるらしく、湖畔にはセレブたちの別荘やクルーザーが並び、紅葉の頃には最高じゃろうね?

      

      


細長い湖にはいくつかの島もあった。往きは船もゆっくり進みながらフランス語に続いて英語でもガイドしてくれるんじゃが、残念ながら日本語のガイドは無かった。帰りは船もスピードアップして帰ったが、その頃から雨模様になった。波止場に到着後、再びマイクロバスでモントリオールに帰るんじゃが、帰りは渋滞に巻き込まれた。
モントリオールはセントローレンス川の中州なんで、いくつかの橋でつながってはいるが、その橋に続く道はいつも渋滞するんじゃとか。帰りは2時間半もかかったよ。何日か先には自分でケベックからレンタカーを借りて走らにゃいけんので、交通状況を見るため景色を楽しんどるような余裕はない。
ホテルに到着後、荷物を置いてすぐ街に出た。数日後、レンタカーを返す営業所の確認のためじゃ。
手元にある地図はガイドブックやネットで取り込んだものをプリントアウトしたものしか無い為、その付近にレンタカーの営業所があるハズじゃのに、それらしき看板もない。
ちょうど通りがかった若いお兄ちゃんに尋ねたら、スマホですぐ検索してくれた。なんと親切なモントリオール市民じゃこと。
じゃが、すぐ近くまで来とるハズなんじゃけぇすぐ分かると思うとったが、彼が検索してくれた結果によると、もっと北方向へ1q近く行く必要があると言うじゃん。

彼には深く感謝しながらも、日本で調べた情報が間違うとるんか、彼の検索してくれた情報が間違いなんか分からん。じゃが一番新しい情報は、たった今、彼が検索してくれたものじゃろうけぇと、彼の言う方面に歩き出した。
その方向にはケベックから帰った時に宿泊する予定のホテルがあるハズじゃけぇ、それも確認したかった。

結論から言うと、ホテルもAVISレンタカーの営業所も両方とも探せなんだ。もう辺りは暗うなるし、女房殿は不安がるし、疲れもあろうけぇ、優しいワシとしてはそれ以上の探索は諦めざるを得んかった。
しかし、モントリオールの地図はどーなっとるんかいの?
分からんままホテルに帰り、ホテルのレストランでディナーを食べようとしたが、予約しとらんかったんで9時以降になると言われ、仕方なくホテルの外に出かけた。
すぐ近くの他のホテルのレストランに行くと、そこは大衆レストランみたいな感じで店員も愛想よく感じがええ。ここに決めて、間もなく席に案内されビーフのフィレステーキとサーモンステーキを注文。2人で68カナダドル。今朝食べた朝食とえっと変わりゃあせんじゃないか。
ここのウェイトレスのおばちゃん、シャンシャンしとって気持ちのええ人じゃ。
「チャイニーズ? ジャパニーズ?」と問われ
「分からんかいの? チャイニーズである訳ゃなかろう?」
ジャパニーズと分かると
「コンニチワ」と日本語が飛び出した。
美味しくいただき、チップも払い、ホテルに戻った。
明朝は早い! 早めに寝にゃあ。

次ページ次のページへ



社長のひとり言丸本社長旅ページへ

inserted by FC2 system