カナダ メープル街道を行く
 


ケベックへ


9月20日、午前7時にクイーンエリザベスにピックアップに来てくれる。
同じホテルからもう1組同年代の夫婦が同行するらしいが、彼らはモントリオールからケベック日帰り観光のようじゃ。
東京は新宿からの観光みたいで、前日の海老原さん夫婦同様、海外旅行は常連さんのようで、旦那さんがとにかくアメリカが大好きとの事じゃ、今までの旅行でもバスの中で、一睡もせずじっと車窓から外を眺めながら、ガイドさんの説明にじっと耳を傾けとってんじゃそうな。
7人乗りのワンボックスカーで一路ケベックに向かうが、きょうはモントリオールでマラソンがあるみたいで交通規制がされている為、遠回りして20号線に合流せんといけんみたいじゃ。
運転手兼ガイドさんの
「丸本さんはケベックからレンタカーでどちらに行かれるんですか?」
との質問に、新宿の奥様が
「えっ! レンタカーですか? わたしたちは何度も海外に来ているけど、レンタカーで周るという考えはまったくなかった」とここでもビックリした様子。
しばらくレンタカーに関連する質問が車内で続いた。

どこまでも真っ直ぐな道は起伏のない北アメリカ大陸を東北方面に快適に走る。モントリオールに一番近いスキー場は、市内から車で30分くらいの郊外にあり、指差された方向に標高200mくらいの小さな山が遠くに見えた。
こちらは一般市民向けのスキー場で、昨日行ったローレンシャン高原方面はリゾート型スキー場なんじゃそうな。
20号線は距離260qに対してトイレ休憩する場所が数か所あったが、帰りにレンタカーで通ろうとしとる40号線の方は山側を通っているため、時間も30〜40分余計にかかるのとトイレも少ないと運転手兼ガイド君は教えてくれた。
朝食をわれわれも新宿組も摂ってなかったんで、途中寄ったトイレ休憩の場所にある小さな小屋で飲み物とサンドイッチを購入して車の中で食べた。

ケベックに近うなると徐々に家も増え、鉄橋を渡ったら一気にケベック市内に入った。ミドルクラスの住宅街からハイレベルの住宅街へと、市中心部に近づくにつれ変化していく。ラバル大学を過ぎたら大きな家ばっかしで、どの家にも地下室(半地下)があるんで2階建てに見える住宅は3階建て、平屋に見える住宅は2階建てなんじゃそうな。
冬はマイナス25度とかになるそうで、少しでも地中に入っとらんと寒いらしい。玄関が地面より高い位置にあるのは冬の積雪のためらしい。昨日のモントリオールも冬は外気に触れて歩くのが辛いんで地下道が発達したんじゃとか?
なんでもモントリオールの地下街というか地下道は延べ距離にして30q以上になり、世界一なんじゃそうな。

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