『リリリーン！　リリリーン！』明日予約しとる現地ツアーのガイドさんからの電話で起こされた。女性の声で明日の確認じゃと言う。
その電話で目が覚め、「メシ食う？」
正直、ワシはあんまし腹が減ってなかった。今、起こされたばかりでもあるし・・・・。
女房殿も「どっちでもええよ」との返事じゃったが、結局、軽く食事をしようと夜の街に出かけた。日曜日の夜９時を回ってからの食事じゃが、近くの通りには外のテラス席でワイワイと酒とおしゃべりを楽しむ若者がまだえっとおる。何を食べようか迷うたが、一番客の多い店の前に立って看板のメニューを見とったらブロンドの美女が
「お二人ですか？」
「外で食べますか？　それともインサイド席？」
と笑顔で訊いてきたんで迷いは晴れ、
「Out side please!」　と自然に返事をしとった。

　　　　　　


満席のテラス席の中に空いた席があり、そこへ案内された。
あたりを見回すと客は若者ばかりと思うとったが、けっこう年配のグループや夫婦連れも多いじゃん。ワシらも席に座ると、見事にその中に溶け込むように馴染んだ。さっきホテルでビールを飲んだが、またビールを注文、軽くおつまみとパスタも注文した。
ゆっくりとテラス席で食事をし、＄６０弱とチップ＄１２を払いホテルへ帰った。

風呂に入った際、いつものように洗面所でパンツ、シャツ、靴下、ハンドタオルを洗濯。　部屋に干して湿度の確保と洗濯と荷物の減量の一石三鳥の行動。
エアコンが効いとると部屋は乾燥しすぎて、喉を何度もやられた経験からの行動で就寝前の行事みたいなもんじゃ。
明日はゆっくり出来る。疲れた足を休めるため、そろそろ寝るとするか。
0時２０分就寝。